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お薬手帳・かかりつけ薬剤師について

お薬手帳はあなたの大切な身体のレポートです。

多くの患者さまがお薬手帳をお持ちになり、薬局に来局された際にお出しいただいているかと思います。
ここで今一度詳しくお話ししたいと思います。

お薬手帳は、薬の服用履歴や、既往症(※)、アレルギーなど、医療関係者に必要な情報を記載する手帳です。

ということは、患者さまがどのようなお薬を服用してこられたかだけでなく、患者さまの今までのご病気についてや身体の状態についても記すことができるのです。

つまり、お薬手帳は「ご自分を記す健康手帳」とも言えるのです。

 

お薬手帳の大切な役割

お薬手帳は、患者さまがどのような薬をどのくらいの期間お使いになってらっしゃるかを、医師や薬剤師が確認するために使用します。
また、複数の病院にかかってらっしゃる患者さまには、薬物相互作用(飲み合わせ)(※)の管理にも役立ちます。

患者さまの副作用歴・アレルギー歴・既往歴などを記入するページもありますので、ご記入いただくことで健康管理にも活用できます。

より良い使い方で、お薬手帳はあなたの健康を守ります。

薬剤師病院・診療所・薬局にお薬手帳をご持参いただき記入と確認をしていただければ、お薬の飲み合わせや副作用を防ぐことができます。
急に具合が悪くなって救急外来にかかられた際には、「いつも飲んでいるお薬はありますか?」と聞かれますので、お薬手帳をお見せいただければ病歴やお薬の服用歴がわかり、患者さまの状態を迅速に判断し対応してもらうことができます。

さらに、患者さま自身でお薬手帳に薬の効き目や服用してからの体調変化の記録を記録されれば、他の受診時にお役立ていただくことができます。

医療関係者さまへお願い

上記のように、プラザ薬局では医療機関様と連携を緊密に取り、地域の皆様の健康を見守りたいと願っています。
医療機関の皆様には、患者さまが受診された際にぜひお薬手帳をご確認いただき、ご記入いただければと存じます。

かかりつけ薬剤師について

2016 年 4 月の厚生労働省の改定により、「かかりつけ薬剤師」という制度が新設されました。
この制度は、より薬剤に対して専門的な知識と資格を持つ薬剤師が患者様に専属として担当させて 頂き、下記のようなサービスを提供させて頂くものです。

  • お薬をまとめて管理
    病院で処方されたお薬だけでなく、現在服用されている市販薬、サプリメント、健康食品をまとめて管理する事により、お薬の重複の防止や、飲み合わせについてのアドバイスを受けることが出来ます。
    例えば、普段服用されているお薬とお持ちのサプリメントの成分が相反するものであることも考えられます。服用されているお薬を中心にお体の状態を考えながら健康に過ごしていただきたいと願っています。
  • 医師をはじめとした医療機関との密な連携
    複数の医療機関から処方されるお薬の一元管理をするため、今まで以上に地域の医療機関との密な連携が欠かせません。
    上記にあるように、服薬情報のすべてを管理するため、医療機関に対して患者様の服薬状況の提供等を行うことができます。
    安心して複数の医療機関を受診することができます。
  • いつも同じ薬剤師が対応させて頂きます。
    専属にする事で、患者様にとって話しやすい薬剤師から、よりきめ細やかなお薬の説明を受けることが出来ます。
    より高い医薬品等への知識を持つ薬剤師が患者様の専任とさせていただくことにより、下記のような項目のサービスをご提供することができます。
  • 24 時間対応・在宅対応
    薬局の開局時間外でも 24 時間お薬のご相談をお受けします。
    何かお薬のことでお困りのことがあればいつでもご連絡下さい。
    また、必要であればご自宅に伺いお薬の整理をさせて頂きます。
    これは飲み忘れや期限の切れたお薬を誤って服用されることを避けることでもあります。
    例えば、休日夜間の不意の発熱等により普段服用されているお薬以外のお薬 を服用される際「飲んでいいのかな?」と不安に思われたらご相談ください。

 

既往歴
これまでかかった病気の履歴を表します。大きな入院するような病気だけでなく,薬の副作用,アレルギー,交通事故,出産経験,健康状態なども含まれます。
現在の病気の診断や治療法の選択にとても大切な手掛かりとなります。
薬剤相互作用(飲み合わせ)
複数の薬物を併用した場合に、薬効が減弱あるいは増強されたり、有害作用が起こること。